バンブーインスタレーションinおおくさ 2003
はじめに 1994年(平成6年)に開催した「おおくさ博覧会」の中のひとつとして実施した「バンブーインスタレーション」(8作品)が、独立した行事として開催することとなり、年を重ね、今年(2003年)で第10回となります。 主要素材である「竹」を、地元のご寛容を得て、参加者みんなで切り出し、それぞれが思い思いの作品を制作し、大草を流れる「八田川」沿いの、これも地元のご協力を得て、稲刈りあとの「田圃」に、各々の作品を設営するという趣旨は、最初から一貫して守ってきています。 野外・竹・時限性の作品展〜 「バンブーインスタレーションinおおくさ」は、当然ながら芸術性や創造性をその本質に備えていますが、地域性や社会性、さらに環境や循環を内包している行事であることを、特徴としています。 ・地域の身近な素材「竹」 〜成長が早く、エンドレスに使用可 〜雑木林がどんどん減少しているなかで、むしろ竹林は増殖しているという現状 〜田園風景に馴染み溶込む、あるいは、 埋没する素材 ・合同で素材確保(竹切り)すること 〜竹林の状況や共同作業の体験 ・野外展であること 〜地形、気候、力学、風景と作品 〜開放感の体験、出会いや交流の広り ・参加の広がり 〜個人から団体、園児から高齢者の広がり 〜この地域をメインに周辺への広がり ・関連イベントの充実化 〜スタンプラリー、竹細工体験教室、野外音楽祭 〜模擬店の充実と広がり (市民団体の参加) 〜交流会(作品を肴に) +ファイヤーストーム ・そして、竹の循環〜美しい景観の復活 〜竹林の再生、雑木林の復権 〜竹林*竹*竹炭*大地の循環に向けて この背景の上に出来上がった、 2003年の作品集です。 是非、ご覧下さい。 |
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名古屋造形大学 Dギャラリー
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